地方公務員の備忘録

10年目の地方公務員の生活を共有していきます。

【公務員の育休は取りにくい⁉︎】公務員の育児休業について

大変ご無沙汰しております。

ブログを開設したのが、2021年。

はや2年が経ってしまいました。

 

というのも、ぼちぼち忙しくしており、完全にこのブログの存在を忘れていました。笑

再開しようと決意したのは、今回のメインテーマでもある、

育休を取得したため。

 

公務員が育児休業を取得しようとすると、

どのような手続きが必要で、どのような障壁があるのか、

全く情報がなかったため、共有してみようと思いました。

 

調べてみると、民間の手続きや、給与の代わりとなる育児休業給付金の話、

豊富に出てくるのですが、こと公務員の話になると、

からきし検索には引っかかりません。

 

これから数回に分けて、

公務員の第1子の育児休業取得に関する情報を共有しようと考えています。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

育児休業を取得するまでの顛末

2022年1月 妊娠発覚

一年前から、子どもが欲しいね、と夫婦では話をしていました。

共働きでなかなかタイミングが取れない中、

奥さんに産婦人科に通ってもらいながら、医師の指導のもと、

妊活?をしていました。

 

僕自身も検査を受け、結果、色々な要因があり、

自然妊娠はなかなか大変かもしれない、

そろそろ次のステップに進むか、という話をしていました。

 

そんな頃、奥さんが妊娠検査薬を使ってみると、

まさかの陽性反応が!

奥さんの体調があまり良くないので、コロナに感染したか、

と心配していましたが、実は妊娠初期症状だということがわかりました。

 

産婦人科に行き、エコーでも確認してもらい、

無事妊娠がわかりました。

 

妊娠がわかる前から、僕自身が育休を取りたい、

と奥さんに伝えていました。

しかも、期間は1年間。

奥さんは、非常に驚いていました。

 

妊娠が発覚しても、この気持ちは変わらなかったので、

育休は奥さんと同時期に、1年間取ることにしました。

 

2022年2月 管理職に相談

ちょうど良いタイミングで、次年度の希望人事等に関わる面談を行う時期で、

管理職にすぐに妊娠したことを伝え、

1年間の育児休業を取得したいことも併せて知らせました。

 

実は、うちの職場は、男性でも育休を取っている人は多く、

期間は、半年や3ヶ月。

 

さすがに、1年間取った男性はおらず、

管理職も非常に驚いた様子でした。

 

しかし、ありがたいことに、取れるものは取りなさい、

と言ってくれました。

 

この時の管理職は、3月で定年退職の予定だったので、

改めて、年度が変わってから、新管理職に相談しなさい、

とのことでした。

 

どうしても、臨時採用などの人事の関係もあり、

はっきりといつから取得するか、などの具体には踏み込めませんでした。

 

2022年3月 組織内人事の発表

毎年、人事異動が発表された後、

組織内の人事(誰が何の役割をするのか)の発表が行われます。

 

あらかじめ、次年度は育休を取得すると相談していたので、

要職からは外されており、かなり配慮してもらった人事になっていました。

 

2022年4月 新体制での相談

新しい管理職が就任して、初めて面談を行いましたが、

結論としては、現段階では何もわからない、とのこと。

生まれてみないと、育休のスタート時期もわからないし、

臨時採用として誰かを配置してもらえるのかもわからないとのこと。

 

ただ、組織人事で配慮してもらっていたこともあり、

これまで5年かけて僕がやってきた業務は、

若手に引き継ぐことができるように配置してもらうことでできました。

 

4月当初からその人には申し訳ないのですが、

色々と、業務を伝え、夏明けには完全に引き継ぐことを、

ことあるごとに伝えていました。

 

今考えると、嫌な先輩だっただろうなあ。笑

 

2022年7・8月 本格的に動き出す

急に飛びましたが、ここまではこれといった動きはなく、通常運転でした。

強いて言えば、業務がほとんどなかったため、

比較的定時には帰宅することができていました。

本当にありがたかった。

 

7月の終わりになると、管理職も次第に本格的に動き始め、

「本当に育休一年取るんだな」という確認がありました。

代わりを本格的に探し始める、ということも聞きました。

 

また、予定日が9月だったことと、臨時採用の半期の契約が

9月末に切れ、10月から新たな半期が始まることから、

この時に相談して決定した育休開始は、10月1日でした。

 

管理職曰く、人事にあらかじめ開始時期を伝え、

出産したら実際に人事異動通知書を作成し、正式決定になるとのこと。

 

2022年8月 出産

まさかのまさかですが、予定日が9月なのに、

ちょうど1ヶ月早く生まれてしまう、という驚きの事実。

 

詳細はまた別の記事に書こうと思いますが、

出産時に奥さんが謎の大量出血になり、別の病院で手術。

 

こんなまさかの出来事もあり、急遽、有給を取りました。

 

その後、母子ともに落ち着いたので、職場に戻り、

今後の動きについて、管理職と相談しました。

 

奥さんの体調が心配で、早めに休みに入りたい、

と相談すると、管理職が業務を配慮してくれ、

特別休暇と有給休暇を消化して、9月の半ばから育休に入ることができました。

 

ことの顛末を全て話そうとしたら、長くなってしまいました。

 

「育児はイレギュラーの連続」と良く言いますが、

まさか出産からイレギュラーとは思いませんでした。

 

実は残念なことに、このブログを書いている今も、

臨時採用などの代わりは見つかっていない、とのことでした。

 

大変申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、

子どもとの日々はかけがえのないものだと思いますので、

精一杯育児に参加して、復帰後に恩返しをしていこうと思います。

 

制度としては、育休はあるものの、

職場の人間関係や、業務の割り振りなどでなかなか取りづらいところです。

 

そんな中、公務員の、しかも男性向けの情報がない、

というのは、さらに育休取得のハードルを高めるものだと思いましたので、

このような形で情報提供させていただきました。

 

これから、更新頻度は上げていきたいので、

ぜひ、次の記事もお待ちいただければと思います。

 

長文、読んでいただき、ありがとうございました。